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40代女性の「下腹ぽっこり」は減りづらい?原因と対処法を解説①

2024年6月19日

清水区蒲原にある「40代女性ダイエット専門ジム」のパーソナルトレナー小林です。

年齢とともに気になり始めるのが”下腹ぽっこり”

「どうにかしたい…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、ダイエットや筋トレだけでは解消できない「ぽっこりお腹の原因」と、その解決方法について解説していきます。

ぽっこりお腹の3つの原因

ダイエットや腹筋運動。何をやっても凹まないお腹ですが、その原因を大きく3つに分けれます。

1.お腹の奥にある「インナーマッスルの機能低下」
2.内臓を支える「骨盤底筋の機能低下」
3. やっぱり体脂肪の蓄積や便秘

どれか1つが主原因になっていたり、複数が影響しあっていたりするんです。

本記事ではその1の要素。「お腹の奥にあるインナーマッスルの機能低下」について解説していきます。

お腹のインナーマッスルとは?

もともと私たちの腹筋は「腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋」の4つので構成されています。

その中でも「外腹斜筋」「内腹斜筋」「腹横筋」の3つがお腹の内側に位置しており、このお腹のインナーマッスルは私たちが姿勢を維持したり「内臓を正しい位置にキープする」ために、とても大切な役割を担っています。

つまり体脂肪を落としても「お腹のアウトラインがしっくりこない」という方は、お腹のインナーマッスルの機能がさがっている。

結果的に姿勢が崩れたり、内臓が本来の位置より下に動いてしまうことによって、ぽっこりお腹や腰痛。

そしてお尻の筋肉の萎縮にまで影響が出てしまうことがあるんです。

そしてお腹のインナーマッスルに関して「鍛える」というよりも、しっかり「働かせてあげる」ことが不可欠になります。

✅イスから立ったり座ったりするときに、お腹の筋肉の動きを感じるか
✅歩いているときに、お腹の筋肉の動きを感じるか
✅長時間立ったり歩いたりしても、腰のハリを感じることがないか

こういった日常生活の動きのなかで働かせてあげることによって、ボディライン的にも機能的にも活きてくるお腹のインナーマッスルをつくることができるんですね。

インナーマッスルの機能低下が起こるとお腹が膨らみます。

「あなたのお腹はいかがでしょうか?」

綺麗なウエスト作る本当のトレーニング法

私たちのお腹のアウトラインを形作ったり、姿勢を保ってくれる筋肉は「お腹の奥にあるインナーマッスル」が大きなカギを握っています。

そんなインナーマッスルですが、残念ながら「クランチ」のような腹筋トレーニングでは、その機能を改善したり強くすることができないとされています。(※1)

またお腹のインナーマッスルうまく働かないまま、クランチのような腹筋をやってしまうと「ぽっこりお腹がさらに強調」されてしまうこともあります。

インナーマッスルがうまく機能しないクセがより強調されてしまい、拍車をかけてぽっこりお腹が出やすい体になってしまうんですね。

お腹のインナーマッスルはこうして鍛える

ではどうすれば、お腹のインナーマッスルを鍛えることができるのでしょうか。

それが「プランク」「ドローイング」といった基本の種目の実施。

もしくはスクワットやショルダープレスといった種目で、呼吸を意識するアプローチです。

スクワットやショルダープレスといったストラクチュアルエクササイズ(脊柱に対して真っすぐ負荷が掛かる種目)で呼吸を意識すると、腹腔内の内圧がたかまり「腹圧」がかかります。

腹圧をかけるときは「腹横筋」や「横隔膜」。「骨盤底筋群」といったインターマッスルを多面的に鍛えられるので、非常に効率のいいエクササイズができるんです。

トレーニング・ボディメイクをするときは、強化だけでなく「働きやすくする」ためのアプローチが必要です。

全身の動きを関連付けてトレーニングをすることが、とても大切になるんですね。

今回はトレーニングの一例をご紹介しましたが、お身体のコンディション次第で、効果が得られる種目は大きく異なります。

あなたに最適な運動を処方してもらえるのがパーソナルトレーニングですので、お悩みのかたは一度トレーナーに相談してみると良いかもしれません。

※1 出典:北村清一郎 (著, 監修), 工藤慎太郎 (著, 編集), 安友正幸 (著), 岡部孝生 (著), 野口七恵 (著), 馬場麻人 (監修) (2021年4月) 運動療法その前に! 運動器の臨床解剖アトラス 医学書院、331頁