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ダイエットの停滞期はなぜ起きる?
2024年5月15日
静岡市・清水区・蒲原
『ダイエット専門』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの小林です。
ダイエット中、誰もが経験する「停滞期」。
カロリーを抑えたり適度に運動を継続していても、あるときを境に体重の変動がピタっと止まってしまうんですよね。
また停滞期という程でなくても、頑張ってる割に体重の減少が進まない。ダイエットは過去に成功したことあるけど、前回と比べて体重が落ちない。
そんな状況に陥っているあなたにご指摘したいのが「甲状腺機能の低下」です。
聞きなれない方もいると思うので、詳しく解説していきます。
甲状腺機能とは?
甲状腺とは喉の周りにある器官のことで、甲状腺ホルモンの分泌を担っています。
甲状腺ホルモンの働きとしては
- 代謝の向上
- 体温をあげる
- 心拍数をあげる
- 糖の吸収促進
- 体脂肪燃焼ホルモン(カテコールアミン)の作用増強
といったダイエットへの強い関りがあります。
ですがこの機能は、ダイエット中の「低栄養」「低糖質」「鉄・亜鉛・ヨウ素などのミネラル不足」が原因となって働きが低下することがあります。
では甲状腺機能のこれらの働きが低下するとどうなるのでしょうか。一例としては
- 基礎代謝が低下し、エネルギーを消費しにくい“省エネモード“に。
- 体温も下がり、体脂肪の消費は抑制。
- 空腹時血糖値の維持が難しくなり、異常な食欲と糖質への欲求。
- 脂肪燃焼のトリガーとなるカテコールアミンの効きが弱くなり、体脂肪が減らなくなる。
といった、ダイエットでは望ましくない状態に陥ってしまうんです。
つまりダイエットでいうところの「停滞期」は甲状腺機能の低下によって引き起こされる現象だったんですね。
甲状腺機能を維持する為には?
では甲状腺機能を維持しながら、できるだけ停滞期にならないためにはどうすばいいのでしょうか。
それが「①極端に食事を減らさない」と「②鉄・亜鉛・ヨウ素などのミネラルを摂取する」です。
①に関してはメンテナンスカロリー(※体が1日に必要とするエネルギー量)からマイナス500kcalにとどめる。
②に関しては、それぞれの栄養を多く含んでいる食材を食べたり、サプリメントを活用するのもOKです。(オススメの食材は別記事で解説していきます。)
上記のアプローチがポイントになります。
甲状腺機能は一度ガクッとさがってしまうと、栄養や運動による包括的なアプローチが必要です。
そうならないためにも未然の対策が大事になるので、どうせやるなら「正しいダイエット」で理想の体を作り上げていきましょう。