Get fat just sitting here eating「食べてないのに太る!?」
そんな時に見直すべきポイント3選

40代に突入し「食べる量は減らしてるのに体重が増える…」という経験ありませんでしょうか?

実は40代の女性にとって「食べてないのに太る」という現象は珍しくありません。

一見、解決しようのない悩みに見えますが、実は適切な対処をすることで簡単に改善することもできるんです。

そこで今回は「食べてないのに太るときの原因と解決策を3つ」解説していきます。

1.食事量が極端に少なすぎる

1回の食事を「サラダのみ」といったカロリーの少ない食事で済ませていると、体は代謝をさげてしまい痩せることができません。

食事量が少なすぎると体はエネルギーを節約しようとし、かえって脂肪を体に溜め込もうと働いてしまいます。

これを専門用語で「ホメオスタシス(恒常性)」と言うのですが、体が必要とするエネルギーを摂取できないと、体はエネルギーを節約しようと基礎代謝を下げます。

その結果少ないカロリーでも体は脂肪を蓄積しやすくなり「食べてないのに太る…」という事態を招いてしまうんです。

また極端に食事量が少なすぎると、栄養不足により筋肉量が減少します。

これによって「基礎代謝の低下」に拍車がかかり、脂肪が燃焼されづらく体重が増加しやすい体になってしまうんです。

ダイエットだからといって極端にカロリーを減らすのは厳禁。

年齢・身長・体重にもよりますが、少なくとも「1日1200~1800kcal」は確保していきましょう。

2.タンパク質が不足している

食事量の部分を少し被る内容がありますが、食べてないのに太るというときは「タンパク質の量が少ない」のが原因の可能性もあります。

タンパク質が不足すると、まず筋肉量が減少します。

筋肉は基礎代謝を維持するための重要な組織であるので、筋肉量がへると基礎代謝もさがり体脂肪も増えやすくなってしまうんです。

またタンパク質が不足すると、肌や髪の健康が損なわれ免疫力も低下します。

特に40代という年代はタンパク質が不足しがちな年代なので、十分なタンパク質摂取が必要になります。

さらにタンパク質が不足すると食事の満足感が得づらくなり、過食や暴飲暴食の原因となります。

ダイエット中はカロリーが少なくなり空腹を感じやすいタイミングなので、ストレスの少ないダイエットをするためにも「タンパク質」は欠かせない栄養素になります。

そして、1日に必要なタンパク質量は「体重×1~1.5g」です。

体重50kgの人であれば50~75gなので、1食あたり20~25gを目標にすればOKになります。

毎食こぶし大のお肉や魚を食べれば約20gのタンパク質がとれるので、それを目標にしていきましょう。

3.睡眠時間が短い

慢性的な睡眠不足がつづくと「食べてないのに痩せない」という事態を招くことがあります。

というのも睡眠不足になるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌されるのですが、このコルチゾールが増加すると腹部の脂肪が増加しやすくなります。

腹部の脂肪細胞は、コルチゾールの受容体(タンパク質の一種)が多く存在します。

そのため、コルチゾールが増えると腹部の脂肪細胞が活性化され脂肪の蓄積が促進。

結果として「食べてないのに痩せない」という症状を引き起こしてしまうんです。

さらに睡眠不足が続くと、食欲を調整するホルモンバランスが崩れます。

食欲を増進させる「グレリン」の分泌が増え、食欲抑える「レプチン」の分泌が減ってしまいます。

これにより「異常な食欲」や「甘い物への強い欲求」が生まれ、過食や間食によるカロリー摂取量が増加してしまうんです。

個々の体質によって必要となる睡眠時間は変わりますが、一般的に「7~9時間」の睡眠が適切とされています。

なので、最低でも7時間睡眠。
日中の眠気なども観察して、最適な睡眠時間を見つけていきましょう。

「食べてないのに痩せない」という時は安易に食事量を減らすのではなく、原因に沿ったアプローチをする必要があります。

「糖質を極端に抜いてないか」
「お肉や魚は食べられているか」
「日中眠くならない程度に睡眠はとれているか」

そういった点を確認しながら、健康を害さない対処法をとっていただければ幸いです。