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「サラダだけ」のダイエットでは痩せない!?原因3つと痩せる食べ方を解説。
2024年10月9日
静岡市・清水区・蒲原
『40代女性ダイエット専門』パーソナルトレーニング、パーソナルトレーナーの小林です。
ダイエットをしようと思ったとき、真っ先に思い浮かぶのが「サラダ」
しかし「サラダだけなのに痩せない」「全然体重が減らない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
もちろんサラダはダイエットの強い味方ですが、サラダだけを食べるダイエットは逆効果になってしまことが多々あるんです。
そこで今回は「サラダだけでは痩せない原因3つと対処法」を解説していきます。
「サラダだけ」で痩せない3つの原因
サラダだけのダイエットをしても痩せない原因は、以下の3つがあげられます。
- 体が飢餓状態になるから
- 基礎代謝がさがるから
- 食事誘発性熱産生が起きづらくなるから
文面だけではわからない部分もあると思うので、1つずつ解説していきます。
体が飢餓状態になるから
1つ目の理由は「体が飢餓状態になるから」です。
体が飢餓状態になるというのは「体が体脂肪を燃やさなくなる状態」を指します。
これは、人間に古来から備わっている防衛本能です。
食べる物が少なかった時代では人間が生き延びるため「飢餓状態」が使われ、必要以上のエネルギーを使わないようにされていたんです。
しかし現代においては、この飢餓状態がダイエットの邪魔をします。
特にサラダのみといった「低エネルギー状態が続く」と、飢餓状態が発動するようになっています。
そのため「サラダのみ」といった食生活を続けると、生きる上でのエネルギーが足りなくなる。
結果として脂肪が燃えなくなってしまい、かえって痩せづらくなってしまうんです。
サラダが低カロリーだからこその盲点。ここは1つ注意したいところです。
基礎代謝が下がるから
2つ目の理由は「基礎代謝が下がるから」です。
先にも述べた通り低エネルギー状態が続くと、体は飢餓状態になり体脂肪を燃やさなくなります。
しかし生きていく上ではエネルギーが必要なので、体のある部分からエネルギーを作り出してしまうんです。
ではどこからエネルギーを作り出すのか。それが「筋肉」です。
体の低エネルギー状態が続いてしまうと体は筋肉を分解し、それを生命維持のためのエネルギーをして使ってしまうんです。
では筋肉が分解されてしまったら、どうなってしまうのでしょうか?
そこで起きるのが「基礎代謝の低下」です。
基礎代謝とは「生命維持のために必要な1日のカロリー」なんですが、これが下がってしまうとさらに痩せづらくなってしまいます。
「①基礎代謝の低下➡②痩せづらくなる➡③さらにカロリーを減らす➡④筋肉が分解される➡①に戻る」という悪循環に入ってしまい、負のスパイラルにはまってしまうんです。
そして繰り返しになりますが「サラダのみ」という食習慣は、低エネルギー状態を作り出す原因になります。
つまり「サラダのみ」は自ら基礎代謝を下げる行為になってしまい、痩せない原因になってしまうんです。
これも、サラダが低カロリーであるが所以のデメリットです。
食事誘発性熱産生が起きづらくなるから
3つ目の理由は「食事誘発性熱産生が起きづらくなるから」です。
通常人間はタンパク質・炭水化物・脂質をとると、その一部が体熱となって消費されます。
そのため食事をしたあとは安静にしていても代謝量が増え、この現象がダイエットの一部を担っています。
しかしサラダは低カロリーであるがゆえに、タンパク質・炭水化物・脂質などの栄養素をほとんど含んでいません。
そのため、サラダだけでは食事誘発性熱産生を機能させることができず、その分の代謝機構が機能しなくなってしまうんです。
さらに食事誘発性熱産生が機能しなくなると、体温が上がりづくなります。
体が熱を発しない状態になると、体脂肪も燃焼しづらくなります。
そのためサラダだけ食べても体温が上がらず、痩せないという現象を招いてしまうんです。
ダイエットよさそうな印象しかないサラダですが、その印象が独り歩きしてしまい、かえって痩せない体をつくってしまうこともあるんです。
サラダをダイエットの味方にする方法
さて、サラダだけでは痩せない理由について解説しましたが、サラダはダイエットの強い味方であることも事実です。
ビタミン・ミネラルや食物繊維を含むサラダは、体脂肪減少をサポートしてくれるのは間違いないんですね。
ではどうやって食べればダイエットの強い味方になってくれるのか。その点について解説していきます。
献立の一品として食べる
まず1つ目の方法は「献立の一品として食べる」です。
サラダ単体だけではなく、ご飯・主菜・副菜・汁物などを組み合わせて食べます。
そうすることで「満腹中枢の刺激」「血糖値の急上昇を防ぐ」「腸内環境の改善」といった効果を得ることができ、ダイエットの強い味方として活用することができるんです。
さらに献立の1つして食べることで、他の栄養素も漫勉なくとることができます。
そのため先に述べた「体の飢餓状態」「基礎代謝の低下」「食事誘発性熱産生が起きづらくなる」といったことを未然に防ぐことができ、痩せやすい体を維持することができるんです。
脂質の多いサラダは避ける
サラダを味方につける2つ目の方法は「脂質の多いサラダは避ける」です。
ダイエット目的でサラダを食べるのであれば「マカロニサラダ」や「ポテトサラダ」などマヨネーズを使ったもの。
また、使用するドレッシングにも注意しましょう。
理由はシンプルで、脂質の多いサラダはカロリーが高くなる傾向があるからです。
せっかくカロリーを抑えながらお腹を満たそうとしているのに、そのサラダで余計なカロリーをとってしまっては本末転倒です。
なのでダイエットでサラダを味方に付けたいのであれば「緑黄色野菜を食べる」「ノンオイルドレッシングなどを活用する」ことを意識していきましょう。
生で食べづらいものは、蒸したり茹でたりすればOK。
ノンオイルのツナ缶などで、タンパク質を足せたら最高です。