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睡眠不足で太るのはなぜ?

2025年2月21日

静岡市・清水区・由比・蒲原・富士市

『40代女性ダイエット専門パーソナルトレーニング』

パーソナルトレーナーの小林です。

人が生きていくうえで、欠かせないのが睡眠。

実は睡眠不足が続いてしまうと、痩せづらく・太りやすくなってしまうのはご存じでしょうか?

筋肉量が減ってしまったり、血糖値が不安定になったり、人体に対して様々な悪影響を引き起こすことが報告されているんです。

そこで今回は「睡眠不足になるとなぜ太るのか」を解説していきます。

睡眠不足で太る原因3選

睡眠不足が続くと痩せづらくなる理由は多岐にわたりますが、その中でも今回はみなさんにも当てはまりやすい項目を解説させて頂きます。

コルチゾールの分泌が乱れる

ストレスを感じた時に分泌したり、空腹時の血糖維持などに関わりが深いホルモンのコルチゾール。

実は睡眠不足が続いてしまうと、このコルチゾールの分泌量が増加した状態になってしまいます。

しかしながら、空腹で血糖値が低下したり、ストレスに対抗しなければいけない場面では、十分に睡眠が取れているときよりも分泌量が低下してしまうんです。

つまり「睡眠不足になると必要のない時に分泌量が増えてしまう」

「睡眠不足になると必要なときに分泌量が減ってしまう」

結果として低血糖に陥りやすくなり、甘いお菓子への欲求や暴食が起こりやすくなってしまうわけです。

食後血糖値の乱高下

ご存じの方も多いとおもいますが、食事を摂ると血糖値が上昇し、それを下げようとインスリンが分泌されます。

そしてインスリンが各細胞に働きかけて、血液中の糖が細胞内に取り込まれていきます。

結果として血糖値が正常なレベルに保たれ、日常生活を通常通り過ごすことができるわけです。

しかし睡眠が不足すると、このインスリンの効きが悪くなることが報告されています。

こうなってしまうと血糖値を下げる為、さらに多量のインスリンを分泌。

血糖値は下がっていきますが、最終的に過剰に存在するインスリンによって、血糖値がさがりすぎてしまうわけです。

これは「血糖値スパイク」などを呼ばれていますが、下がり過ぎた血糖をあげるため糖への欲求が異常に増したり、暴食を起こしやすくなるわけです。

食欲に関係するホルモンの分泌異常

睡眠時間が短くなると、レプチン(食欲抑制ホルモン)の分泌量が低下して、グレリン(食欲増進ホルモン)が増加します。

する必要以上に食欲が増し、満腹を感じづらい状態になります。

結果的に食事量が増えやすくなり、太りやすく痩せづらくなってしまうわけです。

以上のようなメカニズムから、睡眠不足は肥満を招きやすくなります。

急激に食事を制限したり、断食などを行う前に、まずは十分な睡眠を取れているか確認するところからスタートしてみてはいかがでしょうか。