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止まらない食欲は「この栄養素」で解決できる。

2024年4月24日

こんにちは!
清水区蒲原にパーソナルジムVIVAの小林です。

ダイエットをしてるにも関わらず、あなたはこんな経験したことありませんでしょうか?

「たくさん食べたのに食欲がとまらない」

たくさんの野菜やスープでお腹を満たしても、時間が経つとすぐにお腹が減る。

これでは食欲からくるストレスも強くなり、かえって暴飲暴食を招いてしまうこともあります。

一般的に止まらない食欲は「ストレス・睡眠不足」などに影響されると言われますがが、最近のある文献では【ある栄養素】が足りないことによって起きる現象だとされているんです。

ではその【ある栄養素】とは何なのか。ダイエットに活用できるよう解説していきます。

食欲の正体はタンパク質欲

カラダは何かしらの栄養素が不足すると「食欲」というシグナルを使って、私たちに栄養補給を促してきます。

そして、その時に体が必要としている栄養素は「3つの主要栄養素」と「2つの微量栄養」からなっており、それが「タンパク質・炭水化物・脂質・ナトリウム・カルシム」です。

人はこの5つのうちどれか1つ、もしくは複数が不足すると「お腹が空いた」と感じるようになっているんです。

ですがこの5つの栄養素の中にも「カラダが特に欲しがる栄養素」があり「この栄養を摂らない限り、他の栄養をとっても食欲が満たされない」という栄養があるんです。

それが【タンパク質】です。

タンパク質を必要な量までとれば食欲は驚くほど簡単に収まりますが、逆に必要な量まで摂らない限り食欲は止まらないんです。

タンパク質は体の材料になる

食べ過ぎはコレステロールや血糖値の上昇など、あらゆる病気の元なる要因ですが、なぜ健康を害してまでも、カラダは「タンパク質欲」を満たそうとするのでしょうか。

それは、タンパク質が体の材料になる大切な栄養素だからです。

筋肉や血管・皮膚・爪・髪。

私たちの体を構成するそのほとんどが、タンパク質を原料として作られます。

さらにタンパク質は幸せホルモンである「セロトニン」や、やる気に関わる「ドーパミン」といったホルモンの原料にもなります。

タンパク質が不足するだけでこれらの組織がつくられない「大惨事一歩手前」の状態になるので、カラダは必要な量のタンパク質とれるまで食欲をコントロールしようとするんです。

つまり、食べても食べても収まらない食欲は「必要な量のタンパク質」をとることで抑えられるようになるんです。

目安は体重×1~1.8g

こういった話をすると

とにかくタンパク質を増やせばいいんだね!

と思うかもしれませんが、話はそう単純ではありません。

タンパク質の摂り過ぎはかえって毒になることもあり、寿命を縮めてしまう可能性があるんです。

ではどのくらい摂ればいいのかというと、正確な量を調べるには「ハリスベネディクト法」を使うのが一番ですが、大まかな量として「1日体重×1~1.8g」になります。

体重が50kgの人であれば「1日50~90g」です。

コンビニのサラダチキンが1個あたり約20~25gのタンパク質を含んでいるので「1日に2~4個のサラダチキン」を食べればOKなんですね。

とは言っても

サラダチキンばっかりはちょっと…

という方が大半だと思うので、まずは「毎食握りこぶし大の肉・魚・大豆製品」などを食べるのがオススメです。

握りこぶし大の大きさであれば「20~30g程度のタンパク質」を摂れて、1日トータル60~90gのタンパク質が摂取できます。

難しいことを考えず、かつ必要量のタンパク質が摂れるので「むずかしいことはわからない」という方はこの方法を試してみてください。

ちょっとしたこれだけでの意識で「止まらない食欲」が収まれば儲けものですよね。

参考文献

「科学者たちが語る食欲」デイヴィッド・ローベンハイマー (著), スティーヴン・J・シンプソン (著), 櫻井 祐子  (翻訳) サンマーク出版