清水区蒲原にある「40代女性ダイエット専門ジム」のパーソナルトレナー小林です。
以前こちらの記事(⇚タップすると開けます)で、40代女性の「下腹ぽっこり」がなぜ改善しないのかを「インナーマッスルの機能低下」という視点から解説しました。
しかし適度にインナーマッスルを鍛えていても、体脂肪の蓄積や便秘による影響を軽視してはいけないのが事実です。
そこで今回は「なぜ40代女性の下腹ぽっこりが解消しづらいのかを【体脂肪の観点】」から解説していきます。
体脂肪は体の末端から落ちていく
そもそも皮下脂肪は「カラダの末端から落ちていく性質」を持っています。
摂取カロリーを抑えてもお腹の脂肪がすぐに落ちるということはなく、手首・足首・ふくらはぎなど体の中心から離れた箇所から体脂肪は落ちていくんです。
というのも体脂肪が溜まりやすいお腹の周りには「肝臓」や「消化器官」。女性であれば「子宮」といった大事な臓器が集まっています。
そして体脂肪はそれらの臓器を守るという大事な役割があるので「体脂肪を落とすなら臓器から遠い部分であれば生命への影響が小さい」と体が判断し、体の末端である手首や足首から体脂肪がおちていくんです。
そして、一般的に痩せる順番は
①手首・足首
②ふくらはぎ
③肩回り・デコルテ
④二の腕
⑤太もも
⑥ムネ
⑦お腹・背中
⑧腰
⑨お尻
⑩顔
とされています。(私の実感的には顔が2番か3番に入るイメージです)
つまり「食事を控えてるけどお腹周りが全然スッキリしない」というかたは、まだお腹の脂肪が落ちるタイミングになっていない可能性が大いにあるんです。
そしてここで大切になるのが「手首・足首などの小さな変化を見ること」になります。
仮にお腹の脂肪は落ちていなかったとしても、ダイエットが順調にいっていれば手首・足首は細くなっていることがあります。
それを継続していけば、いずれは下腹の脂肪が落ちるタイミングがくるので、小さな変化を見つけてダイエットのモチベーションをキープすることがとても大切になるんです。
もちろん当ジムでもお客様の変化をみる基準として「手首・足首の周径測定」は必ず行っています。
お腹はあまり変わっていなくても「手首・足首から痩せていた」なんてことは、何回もあるんです。
気になるお腹ばっかりにとらわれず、いろんな視点からダイエットの経過をみていきたいですね。