小林 のすべての投稿

【本当はダメだった!?】ハイボールでも痩せない理由②

静岡市・清水区・蒲原

『40代女性ダイエット専門』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの小林です。

以前、投稿した記事で「蒸留酒でもダイエット中は避けた方がいい理由」を解説しました。

飲酒をすると肝臓の機能がさがり、それによって血糖値が不安定になる。そして望ましくない「異常な食欲」を招いてしまうんです。

今回はそこから引き続き「ダイエット中は蒸留酒でも避けた方がいい理由」を解説していきます。

腸内環境が悪化する

体内にアルコールが入ると肝臓で分解されますが、その過程で肝臓から「アセトアルデヒド」という有毒物質が出てきます。

このアセトアルデヒドは「悪酔い」や「二日酔い」の原因物質となるのですが、この物質が腸内環境を乱しダイエットに悪影響を与えてしまうんです。

と言うのも、アセトアルデヒドは腸内の善玉菌を減少させ悪玉菌を増加させます。

すると「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」のバランスが崩れ、腸内環境が悪化し

  • 栄養素の吸収不良
  • エネルギー消費の効率低下
  • 腸壁の慢性炎症(糖代謝の機能低下)

といった症状が表れ、ダイエットが阻害されてしまうんですね。

さらに、アルコールはホルモンのバランスを乱し「コルチゾール」というストレスホルモンのレベルを上昇させることがあります。

コルチゾールが増加すると

  • 血糖値の上昇(グルコースの生成が促進される)
  • 脂肪細胞に直接影響をあたえ、腹部周りの脂肪を蓄積
  • 脂肪細胞における脂肪の合成を促進する

といった悪影響がうまれ「カロリーを減らしているのに体脂肪が落ちない」といった状態を招いてしまうんです。

糖質が少ないからといっても、ダイエット中のアルコールはほどほどに。

ダイエットに本気の人は禁酒。

ゆっくりダイエットの方は節酒。

可能な限りアルコールを断ちながら、目標の体を目指していただきたいものです。

【スーパー・コンビニ】痩せそうで実は太る間食ベスト3②

静岡市・清水区・蒲原

『40代女性ダイエット専門』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの小林です。

前回のブログ記事で「痩せそうで実は太る間食ベスト3」をご紹介しました。

巷で見かける「ダイエットに良さそうなおやつ」は、実はあなたのダイエットの足をひっぱるものが多くあったんですよね。

そこで今回は前回の話題から引き続き「本当に痩せるおやつ」をご紹介していきます。

フルーツ

本当に痩せるおやつでご紹介するのは「フルーツ(果物)」です。

バナナ・リンゴ・いちご・みかん。基本的にはなんでもOKです。

フルーツって太るんじゃないの?

と思うかもしれませんが、実はここ最近発表された論文によって、その認識が変わりつつあるんです。

そもそも「フルーツが太る」と言われる理由は「フルーツに含まれる果糖が中性脂肪として蓄積されやすい」とされているからです。

本来、ブドウ糖やショ糖といった糖は、体内に入ると①肝臓②筋肉③脂肪のいずれにかに貯蔵されます。

しかしフルーツに含まれる果糖は「筋肉に貯蔵されない」という独特な特徴を持っています。

つまり、果糖をとることによって

肝臓

肝臓から溢れた糖は中性脂肪に(他の糖は筋肉に貯蔵される)

脂肪へ

という脂肪蓄積のショートカットをするので、果糖を含む果物は太りやすいと言われているんです。

ですが、2018年に発表された論文によると

フルーツで摂るほどの少量の果糖であれば、小腸の細胞にある酵素の働きでブドウ糖に代謝される

ということが分かってきました。

つまり「フルーツに含まれる果糖は少量」であり、その程度の量であればまったく問題ないということだったんですね。

その一方で、普通のゼリーやヨーグルト・菓子パンなど含まれる「果糖ブドウ糖液糖」はフルーツよりも果糖が含まれています。

そのため「ダイエットにいいから」という理由で食べていたゼリーやヨーグルトが、実はダイエットの足を引っ張ていたということも少なくないんです。

「ゼリー食べるなら、本物のフルーツで」

この方が食べたあとの満足感も、桁違いです。

【スーパー・コンビニ】痩せそうで実は太る間食ベスト3①

静岡市・清水区・蒲原

『40代女性ダイエット専門』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの小林です。

当ジムでも健康的、かつ効率的に痩せるために薦めているのが「間食」

適切な間食をすることで血糖値が安定し「体脂肪が減りやすい体」をつくることができるんですね。

しかし、コンビニやネットでは一見ダイエットと相性がよさそうにみえて、あなたの足を引っ張るおやつがたくさん紹介されています。

当ジムにお越しいただくお客様も「これを食べていたのに痩せなった」という方が多く、実は避けた方がいいおやつもあるんですね。

そこで今回はネットやコンビニなどで見かける「ダイエットに良さそうで実は太る間食ベスト3」をご紹介していきます。

3位:プロテインバー

まずはじめに紹介するのが、コンビニ・スーパーで見かける「プロテインバー」です。

タンパク質が摂れるから
いいんじゃないの??

と思うかもしれませんが、普通にカロリーが高いです。

プロテインバーは「1本あたり200~300kcal」となっており、ダイエット中の間食としてはハイカロリーになってしまうんですね。

個人差こそありますが、一般的に女性が痩せる為に必要なカロリーは1500~1800kcalとされています。

プロテインバーを間食で食べると、それだけで1日の約5分の1のカロリー摂取をしてしまうので、出来れば避けた方がいいおやつになるんですね。

タンパク質をとるのが目的であれば、卵やプロテインでも代用できます。

プロテインバーは「たけのこの里にタンパク質が入っただけ」のお菓子なので、パッケージに騙されずに食べ過ぎには注意しましょう。

2位:高カカオチョコレート

2つ目にご紹介する間食は「高カカオチョコレート」です。

「ポリフェノールが入ってる」「カカオ80%以上ならOK」という理由で食べる人がいますがシンプルに脂質が多いです。

「脂肪の蓄積を予防する」「血糖値の上昇を抑制する」といった効果はありますが、脂肪を燃やしたり体重をへらす効果はありません

そのため「痩せるから」と勘違いしパクパクっ食べてしまうと、あっという間にカロリーオーバーになりかえって痩せなくなってしまうんです。

その一方で、抗酸化作用によって高い健康効果は謳われています。

ダイエットは二の次で「健康一番」であれば取り入れて問題ない食べ物なので、自分の目的に合わせて取り入れてみてください。

1位:ナッツ類

最後にご紹介する間食は「ナッツ類」です。

カカオと同じように脂質がおおく、カロリーオーバーを誘発しやすい食材です。

特にピーナッツは半分が油で出来ていて、着火剤の代わりになるくらい火をつけると燃えます。

「不飽和脂肪酸が豊富だから」「カラダに良い脂だから体脂肪として蓄積されづらい」という声もありますが、もちろん食べ過ぎれば体脂肪になります。

特にナッツ類は、一度食べ始めると手が止まらない傾向が強いです。

ネットでは「1日10粒までならOK」と語られていますが、小分けの袋を開けたら10粒で終わらない方が多いんですね。

また、ミックスナッツのパッケージには「糖質が少ない」「ロカボ」と書かれていますが、栄養成分表をみるとシンプルにカロリーが高いです。

メインの食事を減らしているのに痩せないときは、こういった間食で余分なカロリーをとっていることがあります。

がんばっているのに報われないときは。自分が食べている物を振り返っていきたいですね。

では逆にどんな間食が好ましいのか。そちらは次回の記事で語っていきたいと思います。

【本当はダメだった!?】ハイボールでも痩せない理由①

静岡市・清水区・蒲原

『40代女性ダイエット専門』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの小林です。

ダイエット中でも飲めるお酒の代表格として、よく挙げられているのが「蒸留酒」

糖質が少ないから!

という理由でハイボールや焼酎を、飲まれている方も多いのではないでしょうか。

実際、蒸留酒は糖質量が少なく「某大型パーソナルジムでも飲んでいいお酒」として認められています。

ですが、例え蒸留酒であったとしてもお酒を飲んでしまうとダイエットの成功率がガクッと下がってしまうんです。

そこで今回は「蒸留酒でもダイエット中は避けた方がいい理由」をしていきます。

なぜ蒸留酒は太りづらいと言われる?

ご存じのかたもいるかと思いますが、お酒には「エンプティカロリー」というものが含まれます。

エンプティカロリーとは、カロリーが0(空=エンプティ)という意味。

お酒に含まれるアルコールには「1gあたり7.1kcal」のエネルギーがあるのですが、このうち70%ほどは代謝で消費されることが分かっています。

そのため、同じカロリーを糖質や脂質でとったときより、体に蓄積されづらいとされているんです。

血糖維持ができなくなる

多くのかたがご存じですが、体内にアルコールが入ると「肝臓で”解毒”」が行われます。

この解毒作用は肝臓の主な機能とされていますが、実は肝臓にはもう一つ大切な仕事があるんです。

それが「血糖の維持機能」です。

食事でとった糖を貯蔵したり、全身に蓄えた脂肪や筋肉を分解して「空腹時に血糖値をあげる」という役割を担っています。

これらが働くことで、私たちはお腹が空いても活動することができるんです。

この機能が働くおかげで、どんなにお腹が「ぐーぐー」鳴っていてもお食事処まで歩いていけるんですね。

しかし、飲酒をすると肝臓の機能は直接的に弱まります。

こうなると、上がるはずの血糖値があがらなかったり、血糖の維持機能が低下してしまい

✅血糖値を上げたくて甘い物への強い欲求

✅血糖値をあげたくて糖質を渇望する

✅血糖が低いので日中の倦怠感・疲労感

✅お昼を食べたのにすぐにお腹が空く

といった、あまり歓迎すべきではない症状に見舞われてしまうんです。

さらにアルコールが及ぼす影響は、これだけにはとどまりません。

次回はアルコールが及ぼす、別の悪影響も見ていきましょう。